九大生ゲーマーの雑記

気になったこと、伝えたいことをその都度言語化していきます

九大を受験する上で理解しておくべきこと:数学編

大学に入学してもう半年、受験期の感覚を忘れる前に書いておかねば!と思ったので深夜に上げておきます。事前に言っておきますが理系向けです。質問などあったら気軽にコメントなどで教えてください、多分反応します。

1 複素数

九大はここのところ複素数関連の問題を一門は必ず出します。とはいえ複素数単独での出題はほぼなく(高校での履修範囲の狭さを考えると複素数単独の出題はあまり問題として深みがでないんでしょうね)、ほとんどが他分野との融合問題になってます。個人的には確率と複素数と絡ませた問題には難問が多い印象。一方で複素数は大抵z=xi+yと置くことでごり押せますが、計算量がえげつなくなったりテクニカルな変形が必要になったりするので本番では答えを出しに行くというよりは部分点を稼ぎに行くくらいの気持ちでやったほうがいいでしょうね。1問目の答えを使うタイプが多いのでうまくいかないときは1問目まで振り返って見直ししましょう。

2 確率

サービス問題か捨て問かのどちらかです。捨て問の場合は…まあ…すぐそれと分かるような独特のオーラを纏っているのでその時は1,2問目だけ確実にとってすっぱり諦めましょう。さてサービス問題の場合ですが、実はこれの方が厄介です。受験で一番避けたいのが、みんなが解ける問題を落とすことですよね。普段過去問を解いてるときは意識しないんですけど、本番ではもしこの答えが間違っていたら…という考えが受験中ずっと頭をよぎります。しかしその度に見直しをする時間は残念ながらありません。サービス問題を絶対にとることが受験攻略のカギである以上、解きながらミスがないか精査するテクニックが必要になります。九大は1日目に英語と数学、2日目に理科を受けるようになってます。受験したその日のうちに各予備校から回答速報が出るんですが、その答えと自分の回答が一致したときの安心感は翌日の理科系科目を解く上で心強い味方になります!(見ない人もいますが)極論確率の本質は場合分けにありますので、時間さえかければおそるるに足りません。

3 微積

まあまあ~難問位の印象です。意外と捨て問レベルはすくないんですよね。よくあるのが三角関数積分と数列を絡ませる問題。模試や過去問でこのタイプの問題を一度は見たことがあると思います。このタイプの問題はテンプレの解答の仕方があるので、大学側から『君、ちゃんと受験勉強してきた?』と聞かれているようなものです。a=bを証明するものがほとんどなのでしっかり対策しておけば得点源になります、本番で出てきたらガッツポーズしましょう。さてその他の場合で多いのが体積を求めるタイプですが、間違いに一番気づきにくいのもこのタイプ。接線求める~体積の流れがほとんどですが、そもそも接線の式を間違えると致命傷です。注意深く計算する能力が問われます。また任意の一次関数を軸にして一回転させる変わり種も意外と難関大では見られます。知ってないとこの種の問題はまず解けないので対策しているか否かで大きく差がつきます、一度は解いておきましょう。九大ではまだ出てないのでそろそろかも…

 

 

以上に挙げた分野はまず入試にでてくると考えられます。入試に挑む前にどれかを捨てるのは博打になるので間違いなく下策です。難関大になるほどアベレージが求められるので、ある程度はどれも出来るようになっておきましょう。大問につき大体3問構成ですが、2問目までは確実にとれるとかなり精神的に楽です。後、実際に受けた僕の感想として、センターで他の受験者よりも点をとっておけるとめちゃくちゃ勇気が出ます。僕は不安になった時にはいつもセンターの点数を換算して『これだけアドとってるからいける』と自分を奮い立たせてました。アドバンテージが数値化されるのは強みになります。ぜひセンターから二次を見据えておきましょう。